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サイトウマコトの世界 vol.7​

「9cells」

日時 2018年7月1日(日) 15:00 /17:00/19:00

    (開場は開演の30分前)

会場 デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO) KIITOホール

料金 前売 2000円/当日 2500円

演出・振付・照明 サイトウマコト

演出補 関典子

音響 金子彰宏

​出演

   15:00       17:00        19:00

   森美香代    作田みどり    森美香代
   本多由佳里   本多由佳里    本多由佳

   長尾奈美    長尾奈美     長尾奈美

   佐々木麻帆   佐々木麻帆    佐々木麻帆

   辻史織     辻史織      辻史織

   斉藤綾子    斉藤綾子     斉藤綾子

   中谷仁美    大東紗      大東紗

   中津文花    中津文花     平岡美咲

   松倉祐希    平岡美咲     松倉祐希

   天野光雄    天野光雄     天野光雄

各回終演後、15分程度のアフタートークを行います。
アフタートーク 上念省三
コメンテーター 17:00 岡元ひかる/19:00 関典子

 


振付助手・制作 斉藤綾子

撮影 井上大志 (Leo Labo)

協力 ダンスの時間プロジェクト, 環バレエ団, NPO法人 DANCE BOX

主催 サイトウマコトの世界


元生糸検査所に9つのダンボールと9人のダンサー。

何度も上演を重ねてきた「9cells」待望の再演はKIITOホールにて!

「9cells」は、9人のダンサーによって上演される50分程度の作品ですが、本当はそれぞれの箱の中にも男性ダンサーが匿されているので、17人もしくは18人が出演しています(中央の箱には匿されていないこともある)。また、本来は四方を薄い壁で囲繞された空間で上演されることが望ましく、観客はその壁に穿たれた小さな穴から舞台を覗き見るべきなのですが、諸般の事情からその上演形態は実現していません。簡易的には、観客に小さな段ボール箱が配布され、それを頭からかぶり、必要があれば目の部分に小さな穴を開けて舞台を観るという鑑賞方法も夢想されたのですが、制作のある時点で断念されたようです。もちろん、出演者の一人が小型カメラを持ちあるいは身につけ、それによって撮影された映像を別室で観るという手法も選択肢の一つでしたが、既に2007年に『それからのアリス』(福岡市民会館)で「ルイスキャメラ」として部分的に採用されていたことから、今回は却下に至りました。

……はい、以上の記述は、ほとんどがデタラメです。ただ、箱の中に、2012年の初演時に出演した男性ダンサーたちが閉じ込められているのではないか、と夢想するのはスリリングなことです。男性ダンサーによるものが戯れ的であったとすれば、女性ダンサーによるそれは慈愛と嗜虐に満ちているように思えました。大きなホール、歴史のある小学校の元の講堂、そして今回は元の生糸検査所、という劇場空間の差異によっても、作品の質感は大きく変わるでしょう。もちろんダンサーが変わることによる変容も興味深く、今回のダブルキャストは、楽しみです。

なお、この作品にはソロ・バージョンもあることから、可能性としては「36cells」「169cells」という展開もあると思われます。その機会には、どうぞ皆さんもご参加ください。私も一つの箱に潜んでいようと思います。

(チラシ裏面より) ダンス評論  上念省三

◆「9cells」の上演歴 ◆
2012年2月  『PDA』男性版初演 at 森ノ宮ピロティホール
2013年11月『サイトウマコトの世界vol.2』女性版 at 京都芸術センター 講堂
2015年1月  『環バレエ団公演』男女27人版 at 梅田芸術劇場 メインホール
2015年1月  『さなぎダンス』斉藤綾子ソロ版 at メタモルホール
2017年12月『FOuR DANCERS』斉藤綾子ソロ版 at 京都UrBANGUILD

9チラシ表.JPG
9チラシ裏.JPG
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